蕎麦みわ

2011年08月18日

旅そば 中部編Ⅱ

8月16日は岐阜県の下呂温泉にいた。
粗碾そばといえば「仲佐」、[仲佐」といえば粗碾そば
というわけで、今回ははるばる下呂温泉にやってきました。

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朝9時、偵察にいってみました。まだ誰もいません。
(あたりまえか?)

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10時に駐車場に車を入れる。既に一台先客がいる。
10時半になるとどんどん人が集まりだしてきた。
この日は11時半開店と張り紙がしてあったが、11時
頃にはかなり長い列が出来ていた。
これを察知してか?店は早めに開けてくれました。

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かなりの達筆で手書きのメニューが書いてある。
後で気づいたことだが、この裏に天ぷら盛り合わせ
等のサイドメニューや、飲み物のメニューが書かれ
ていた。古酒等もありお酒には拘りがあることが
伺える。

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私達が通されたカウンター席からはよく手入れされ
狸の置物等がおかれた愉快な中庭が見える。

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手挽きざるが運ばれてきた。粗碾きというほどでもない。
またしても、透明感のある挽きぐるみそば。
何もつけず食べてみる。あまり風味は感じない。
つるつると喉ごしはよく、あっという間に食べてしまう。
すぐにおかわりが来る。こちらもあっという間。
ただ一枚目と二枚目の茹で時間が違うのか、二枚目の方が
やや固く、風味を感じる。この後そばがきが来たが、
こちらは、おいしい、固くなるので早く食べなければと
急いで食べたので写真を取り損ねた。
もっちりというより、ざらざらフワフワという感じで
あっという間に食べてしまった。

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こちらは蕎麦饅頭、粗碾粉とこしあんを固めてありさっぱり
としておいしい。
やはり百聞は一見にしかずである。
[仲佐」の蕎麦が七三である事を差し引いても、ほとんど
粗さを感じなかったのは残念だ。
あの粗碾き特有の強烈な香りと、甘みはどこへゆけば味わえる
のか?

2011年08月18日

旅そば 中部編

まだまだ心の中に鉛のように重いものが残って
いて、何処かへ出かけようなんて気にはなれない
のですが、今回、1年に二回の長休みがとれたので、
前から懸案であった、「人のそばを食べる」という
企画を実行する事にした。今回は長野、岐阜編。

8月15日、朝7時に家を出発、まず駒ヶ根市の
「丸富」を目指すが、折からの帰省ラッシュやら
事故渋滞に巻き込まれ「丸富」に到着したのは
11時40分をまわっていた。既に駐車場は満車で
ある。

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この店は駐車場からは一段下がったところにあり
赤いトタン屋根の年季の入った建物はまわりに薪
を積み上げて、まさに山小屋である。早速順番待
ちのノートに記入して呼ばれるのを待つ。

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ほどなくして名前を呼ばれる。車で来る人が多い
せいか、回転が速いようである。4人がけテーブル
に通される。私達は2人であったが、相席は無
かった。「夏野菜の揚げ浸し」が運ばれてくる。
茄子、ししとう、南瓜、ミニトマト等が盛りつけ
てある。おいしいが、揚げてあるためか、野菜の
色がくすんで見える。

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次に登場したが二八のやや太めの粗碾き蕎麦
「朝日屋」。固めに茹でてあり、風味を感じる。

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そして10割の細切り「しらびそそば」の登場である。
この季節からなのか、風味はあまり感じない。
良い玄蕎麦を使っているはずと聞いているが、残念
である。

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次に向かったのは、高遠市の「高遠そば ますや」。
東京から向かうのなら順序が逆だが、まず有名店に先に
行くのが常道だ。ところが、こちらも大混雑。
この店の店主は、築地そばアカデミーの修了生で、しかも
秋田の生粉打ち粗碾そばの元祖「石碾屋」さんの崇拝者
と聞いていて、前から気になっていた店なのである。
私も「石碾屋」さんの江幡さんにはいろいろお世話になっており、
「手碾きせいろ」の打ち方は江幡さんに負うところがおおい。

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30分以上待っただろうか?ようやく店に通される。
[合盛り」を注文するもすでに[抜き」は売り切れ、[玄」
しかないとの事。仕方なく、「玄」と[玄」の高遠そばを
注文。店は細長くくの字型にテーブルが配してあり、ゆったり
とした造りである。厨房はオープンキッチンになっており、
ご主人が忙しく働く様が手に取るように見える。
ここまで来たのだからか客はゆったりと構えており、それに
比べて、ご主人はコマネズミのようにバタバタと動いて、その
対比は異和であった。

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[玄」が運ばれてくる。白く透明感の有る細切りのそばには
そば粒や星が飛び、風味も有り、洗練されたそばである。
こういうそばに出会う時いつも思うのだが、ここまで透明で
あるためには、排除されたそば達があり、それらがもたらす
であろう濃厚な風味も排除されているのではないか?
相方の頼んだ[高遠そば」は辛みそを焼いたものをそばつゆ
に溶かして食べるものだが、江戸そばを食べなれた私には
ちょっと辛すぎる感があった。
今回は[抜き」が食べられず、これは次回への宿題にして
また冬にでも来ようかとおもう。等と考えながら、ご主人に
挨拶して店を後にした。


2011年08月08日

蕎麦は大丈夫か?

未だに実態が分からず、終息の目処すらたたない福島原発事故、
最近になって、宮城や岩手、また福島の喜多方といった、空中
放射線量の低い地域の稲藁から高い濃度のセシウムが検出され
ました。放射性物質の飛散は時々の風や雨の具合で、気まぐれ
に飛び散ります。私達の畑のある南会津、伊奈地区は大丈夫で
しょうか?今のところ、福島の製粉屋さんからは、会津全域に
おいて土壌や、今年の春蒔き夏蕎麦に関しても汚染はないとの
報告を受けています。一安心しているところに先日の新潟、福
島豪雨が襲いました。伊奈川流域もかなりの被害がでたと聞き
ました。

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私達の心配をよそに蕎麦達は発芽していました。

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この蕎麦達が見えないものに蝕まれる事なく、秋には豊かな実りを
迎える事を祈っています。

 
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