蕎麦みわ

2014年12月08日

奥秩父主脈全山縦走 Vol.1

奥秩父というのは東京都の最高峰雲取山から、山梨県の
金峰山に至る長大な山脈のことである。そこには縦走路が
開かれており、アルペン的要素は少なく、深い森の中をひ
たすら歩くばかりである。自分を見つめ直すにはうってつけ
な山歩きができる。しかし、主脈だけでも全山を歩くには
最低でも(私のような老人には)4泊5日は必要である。
5日も6日も店を休めないので、苦肉の策として、山行を
2分割して、1回目を雲取山から雁坂峠とし、2回目を瑞牆
山荘から雁坂峠とする事にした。

11月17日、富士見台発5時29分の飯能行きの電車に
乗り込んだ。今回はまだ歩いたことのない三峰神社からの
出発だ。8時半頃に神社に到着、早速歩き出す。

この奥の院の鳥居の先に妙法ヶ岳がある。三峰というのは
、妙法ヶ岳、白石山、雲取山のことを指すのだそうである。


鎖場やハシゴを登りきると山頂の神社に着く。何故かここは
三河島や足立といった城東地区の講の信仰の対象になって
いる。

霧藻ヶ峰に着いた。ここは秩父宮殿下が命名した山だ。
山頂の手前には両殿下のレリーフもある。ここに至る途中では
両神山を挟んで雪の穂高連峰や後立山が見えるところがある。

白石小屋である。数年前まで営業していたという。今でも
緊急時には利用する人がいるようである。

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山はいよいよ鬱蒼となり、道の脇は苔むし、ダケカンバや
オオシラビソが生い茂る。奥秩父らしい風情を呈してきた。

白石山は縦走路からちょっと入ったところにある。貴方の
来たかったところはここですよ。と言っているようだ。
芋の木ドッケを過ぎ、長沢背稜を合わせ、オオダワに着く。
ここから雲取までは相方と何度も歩いた道だ。もし、相方を
失うことになれば、想い出を辿るようにこの道を辿ることになろう。
等と感傷的になっていると、足が攣り始めた。気を取り直して
雲取山荘に急いだ。

雲取山荘では12畳ほどの部屋を独占、豆炭こたつもあって、
寒さ知らずだ。水がかなり細くなっていて、土日のために毎日
水を貯めていると言っていた。5時に朝食、6時半には雲取山頂
に立つ。写真はほとんど寝ている。下の写真は日の出。

雲取山から飛龍山に至る道は殆ど歩いていない。三条ダルミの先は
未踏である。三条ダルミから三ツ山あたりまでは緩い尾根上を行き
快適な道だ。途中休憩中の登山者と会うが、若い人ですぐに抜かれる。
南側の斜面で生き物の気配がして鹿が飛び出してくる。ピイと鳴いて、
子供と共に斜面を駆け上がる。至る所に鹿がいる。
北天のタルから道が南下して、西に方向を変えるあたりに飛龍山への
近道がある。やや急登だが、飛龍権現からの道よりはるかに歩きやすい。
飛龍山は不遇な山だ。登路も限られ、山頂からの展望もなくシャクナゲ
に覆われ歩きにくい。

ハゲ岩に出た。展望が良い。富士山、雪の南アルプス、金峯山や甲武信岳も見える。

将監峠に着いた。この辺りやたらと刈り払われており牧場のようだ。
おそらくこの下にある三ノ瀬キャンプ場の観光客の散歩の為だろう。
将監峠の少し上は牛王院平であり、大洞川井戸沢を詰めてくるとそこ
に至る。かって2回ほど来た。また、和名倉山もここを通って行った
ものだ。だいぶ疲れたがまだ昼だ。鳥雑炊などを掻き込んで笠取山
に向かう。

唐松尾山はなかなか良い雰囲気である。富士山なども見える。
途中2名の登山者と出会う。こんな山奥でご苦労なことだ。
黒槐山あたりは歩きにくい。既に疲れはピークにを越えてきた。
笠取山は諦め、ひたすら笠取小屋を目指す。多摩川の水源、
水干(ミズヒ)あたりに来るとあたりの様相は一変する。水干神社
は整備され、道は車が通れるほど広くなっている。鹿の食害から
植物を保護するために至る所にフェンスが張られている。
雁峠分岐付近には小さな分水嶺なるものまで出現し驚かされる。
これら全ては東京都水道局の仕業だ。今の所人工的な構造物
はないが、そのうち多摩川の源流水を使ったレストラン等出来そうな
気配すらある。ちなみにこの辺りは夏にはお花畑になるところだが
大丈夫なのだろうか?笠取小屋に至る道も丸太が轢かれた広い道だ。
解放小屋に到着。小屋には先客がいて、タバコをプカプカやっている。
隣の土間で炊事をするが、メチャクチャ寒い。あまりの寒さに食事は
床の間のほうですることに。なかなか喉を通らない。疲れていたので
早々寝てしまった。翌朝は食事をして5時半に出発。料金箱に2千円
入れておいた。なお、解放小屋は来年には取り壊すようである。

ヘッドランプで雁峠を確認し、燕山への急登にかかる。比較的歩きやすい。
朝日を浴びる古礼山に到着。ここはなだらかな丘の上にある。
昔、滝川古礼沢を詰めて来たはずだが、全く記憶がない。

今回の山行の最高到達地点水晶山(2158米)に到着。樹木に覆われて
全く展望が利かない。雁坂峠を目指して歩いて行くといつの間にか雁坂
小屋が見えてきた。

小屋は仕舞い支度中だ。水も止まってしまったという。雁坂トンネルが出来る
前にこの小屋の水を飲んだことがあるが、実にうまかった。小屋番に話すと、
水は変わったけど、今の水も美味しいよと答えが返ってきた。冬季小屋のことを
伺うと、今年はどうしようかと考えていると言う。他の小屋ではアイゼンでズカズカ
小屋に入り込み壊される例が後を絶たないようだ。登山者は自分で自分の首を
絞めていることを知るべきだ。

遂に雁坂峠に到着。ここは日本三大峠の一つ、実に素晴らしいところだ。
後は、道の駅みとみを目指して下るだけだ。久渡沢沿いに付けられた道
一時間強下ると車道に出る。ここからが延々と車道歩きが続く。雁坂トンネル
の入り口が見えて来る頃にはうんざりして、国道140号線にでてしまった。
ゴウゴウと車が行き交う国道を歩いていると山屋さんの車に呼び止められる。
乗って行きませんかと言われる。ご好意に甘えて乗せてもらうことに。
この人たちも秩父方面の山行の帰りだそうだ。秩父のことはかなり詳しい。
塩山駅までおくっていただいた。感謝感謝である。


2014年12月01日

天然真鴨のメニュー間もなく始まります。

今年も早いもので12月になってしまいました。
正に、光陰矢の如しの感です。
シベリアより鴨が新潟平野に飛来しております。
皆さまよりお問い合わせの多い鴨料理がまもなく始まります。
ジビエに関しては厚生労働省の[月別検査結果]により
高濃度のセシウム汚染が報告されています。当店でも
鴨の汚染を心配して、民間の検査機関に1羽分の鴨肉を
検査してもらいました。その結果はND(未検出)です。
市販の牛、豚、鳥、馬等からは微量ながらセシウムが検出されています。
そんな中では(未検出)ということは、最も安全な肉ということ
が出来るかも知れません。
安全でおいしいということは素晴らしいことです。
どうぞ皆様今年も真鴨の料理をお楽しみください。
報告書をリンクしておきました。

Download file

P2260020.png


画像は鴨鍋2人前です。

 
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