「ポストコーヒーの実際はどうなの?」「簡単に解約できるの?」「割高だけど、その価格に見合った味なの?」など、不安を感じている方も多いでしょう。
1杯あたりの価格は約180円と、一般的な缶コーヒーよりは高価な部類。これは自宅で愉しむコーヒーとしてはちょっと贅沢な選択といえるでしょう。
しかしながら、2023年2月にはユーザー数が急上昇し、その結果、配送遅延が生じるほどの注目を集めています。
口コミを調査してみると、「美味しさは確か」だけでなく、「次にどんなコーヒーが届くのかワクワクする」という意見がたくさんありました。
ポストコーヒーの特徴として、自分のコーヒー診断結果や評価を元に、次回送られてくるコーヒーが自分の好みにフィットするようになっていくプロセスが楽しいという声が多いです。
この記事では、ポストコーヒーがどのようなサービスか、具体的な料金構成、解約方法、そして良い口コミから悪い口コミまでを詳しくレビューしています。
ポストコーヒーとは
ポストコーヒーはその名通り毎月ポストにお届けするサブスク型のコーヒーサービスです。一番の特徴は「コーヒー診断」によって自分に合った味をAIが選定してくれ、毎月3種の味を楽しめる点。
決まったコーヒー豆を定期的に買うだけならほかの通販サービスでも可能ですが、自分に合いそうな味を色々楽しめるのがポストコーヒーが人気のポイントです。
また届くコーヒーはスペシャリティコーヒーと呼ばれる上位数%の高品質なもので、本当に美味しいコーヒーを楽しめます。
コーヒー診断とは

コーヒー診断とは上の画像のように自分の好みを直感的に答えていくことで、自分の好みに合いそうなコーヒー豆を届けてくれるようになります。
ちなみに私が色々と簡単な質問に答えた診断結果は以下の通り。
豊かな甘さが特徴な中煎りの中南米のコーヒーがおすすめ。心地良い余韻のコーヒーでゆっくりとした時間をお過ごしください
トーストとフルーツジャムの組み合わせが好きなあなたは、フルーツのような明るい酸味が好きな傾向。ジューシーな果実味とあっさりした飲み心地のコーヒーが好み。
そうなのか!
「どんなコーヒーが好きですか?」と聞かれたら全く答えられる自信がありませんが、デザートとかトーストの味の好みなら答えられるので、それを基にコーヒー豆を選んでくれるのは非常に嬉しいサービスですね。
珈琲豆は指定できない
コーヒー診断によってポストコーヒー側がおすすめの豆を毎月送ってくれるので、こちらから豆の指定はできません。

先ほどの診断の結果、上の画像のように候補になりえる豆(8種くらい)が一応表示されましたが、これの中から確実に届くわけではありません。
もし自分で豆を選ぶとしたら絶対「ホンジュラスなんちゃら」にたどり着かず、初心者の私でも聞いたことある「キリマンジャロなんちゃら」とかを選んでしまいそうなので、お任せしたほうが良さそうなことがわかりますね。
ただ届いたコーヒーを実際に飲んでみて自分の好み合っているかどうかを答えられるので、次に届くコーヒーはさらに自分の好みに合ったものになる可能性が高くなります。
コーヒー豆単品買いも可能
ポストコーヒーの定期便でお気に入りの豆を見つけたら、定期便とは別にコーヒー豆の単品購入もできます。
毎月ワクワクする楽しみはありませんが、好きな味を毎日飲みたいという場合は単品買いがおすすめ。
定期便は縛りなくいつでもストップできるので、お気に入りの豆を見つけるまでは定期便で、見つけたら定期便を停止して単品買いにするのはアリですね。
ポストコーヒーの料金と量のカスタマイズ
基本は3種類×3杯分=9杯分のセットで税込1,598円(送料無料)で1杯当たり約176円。
ドリッパーとフィルターがついてくるので、自分で用意するのはお湯とカップそれに砂糖とミルクも自分で用意する必要があります。
※23年3月から砂糖とミルクの有料オプションは廃止になりました(非常に残念)。
またコーヒーの量やや頻度はオプションとしてカスタマイズすることができます。
- 3種×5杯に変更:864円
- 月2回に変更:1,726円
最初は3種×3杯(1,598円)で試してみて「美味しいから毎日飲みたい!」となれば以下になります。
- ベーシック:1,598円
- 3種×5杯に変更×2:+864円
- 月2回に変更:+1,598円
- 合計:4,924円(1杯:約164円)
コーヒーの粉は挽きたてが一番おいしいので、月1回30杯分ではなくあえて月2回に分けて届けるあたりはコーヒーポストの強いこだわりが見えていいですね。
届くのはスペシャリティコーヒーなので缶コーヒーよりは高いですが、香り高いコーヒーが家で飲めるという贅沢な時間が約180円で手に入ると思えば、決して高くはないと思います。
ポストコーヒーの良い口コミ
ポストコーヒーをはじめて1年!コーヒーの楽しさ、広さ、深さは無限大。#ポストコーヒー#postcoffee #手書きのメッセージは嬉しい pic.twitter.com/ZPf8otM1VZ
— もじゃ@「コーヒーベルトの歩き方」運営者 (@moja_coffee) June 12, 2023
おはようございます。
— ぽー|コーヒー好き (@po_doriplabo) June 11, 2023
今朝はブルンジウブド🇧🇮から。
ポストコーヒー飲み切ってしまいました。今月分まであと1週間。待ち遠しい…🙌#コーヒーのある暮らし pic.twitter.com/v69iEe9qYa
ポストコーヒーの上手いコーヒー飲んでたからインスタント……美味しくないっす😓
— αルド (@tatsukikanon) March 21, 2022
なんで、スーパーで粉買ってきたけど……美味しくない😭
スペシャルティーコーヒーじゃないからかな…
……美味しいコーヒー飲みたい
(ミルクも砂糖も入れちゃうんだけどな)
ポストコーヒーの悪い口コミ
ポストコーヒー届いたけど焙煎日が1ヶ月弱も前だ〜
— たかつ (@magao_w) June 8, 2023
ちょっと残念🥲 pic.twitter.com/a9J9RMv45S
スキップしていたので2ヶ月ぶりの #ポストコーヒー ☕️
— チーノ(旅するエスプレッソの中の人) (@Coffeelabwork) May 29, 2023
にしてもMelとリーブス率が高い😅好きだけど、知らないとこもっと試したいんだよ… pic.twitter.com/6qTzpddRDa
ポストコーヒー、なんか既視感あると思って確認したら前回と全く同じ3種類がとどいてびっくりしてる。
— KP (@kopo0204) April 3, 2023
私が頼んじゃったの?いや定期便だよな???
いつもは箱開ける前からいいにおいがらするのに、今回は感じられず、焙煎日も古いのか?と疑ってしまった。
飲みきれず冷凍庫溢れてるし解約かなあ
ポストコーヒーのサブスク頼んだらまったく来ないからどうしたのかと思ったらあまりの申し込みに遅延してるとかでお詫びにドリップが来た☺️
— 🎀ヒロ🎀 (@Everyday__moon) February 8, 2023
#ポストコーヒー pic.twitter.com/oTAF2YcEhl
ポストコーヒーの口コミまとめ
- 新たに好きな味のコーヒーを見つけられた
- どんどん自分好みのコーヒーに近づいてきて楽しい
- 次の配達が待ち遠しくなる
- スーパーのコーヒーが美味しく感じなくなる
自分で選んでたら出会えなかったコーヒーや、自分好みの味に出会えて楽しいという口コミを多く見かけることができました。
美味しいのはもちろんなんですが「楽しい」という感想が多かったのが印象的です。またスペシャリティコーヒーなので、スーパーにある安いコーヒーでは満足できなくなってしまったという方もいました。
一方悪い口コミはかなり少なかったのですが、見かけたのは以下。
- 古い焙煎のものが届いたことがあった
- 同じコーヒー豆が多い
- 23/2-3月にかけて配送の遅延があった
1カ月前に焙煎したものがあったらしくこれは残念ですね。ただ焙煎直後ではなく1週間~10日ほど経過したあたりが飲み頃とも言われているので、必ずしも焙煎が新しいものが良いわけでもないです。
またコーヒーはある程度ランダムなので、過去送られてきたコーヒーが再度入っているケースはそこそこあるようです。新しい味に出会いたい場合は「冒険度(今の味の好みから離れる)」を高めに設定すれば、種類の幅が増えるのでおすすめ。
最後に23年2-3月にかけてユーザー増加により配送遅延が起こったようです。お詫びにサービスとして追加のコーヒーが送られて事なきを得たようで、大幅な遅延はこの1回のみのようでした。
ポストコーヒーのメリット
- 本格的なコーヒーが自宅で飲める
- 好きなコーヒーに出会うことができる
- ポスト投函なので受取が楽
- お客さんにも美味しいコーヒーが出せる
- コーヒーの知識がつく
ポストコーヒーは高品質な豆しか扱わないので、本格的なコーヒーを味わうことができます。スーパーのコーヒーの粉と飲み比べるとわかりますが、味や香りが全く違います。
また個人的に大きいと思っているが「好きなコーヒーに出会える」と言う点。コーヒーの豆や粉は100g単位で売っていることが多く「ちょっと味を試したいけど量多くて高くつく」というのが欠点。
ポストコーヒーなら3種×3杯と絶妙な量で味を試せるので、色々な味に出会えて好きなコーヒーを見つけることができます。
また受取もポストへの投函なので在宅する必要はなく、自分で飲むのはもちろんお客さん用に常備しておくこともできます。
さらにパッケージにコーヒー豆の特徴が書かれており、パッケージのQRコードを読み取れば豆の詳細ページがみれるので、非常に勉強になります。
ポストコーヒーのデメリット
- 定期便では豆を指定できない
- ベーシックプランのままだと毎日飲めない
- 1杯180円は安くはない
届く豆はポストコーヒーにお任せなので、豆が指定できないのはやはりデメリット。どうしても飲みたい豆がある場合は定期便ではなく、単品買いを検討しましょう。
またベーシックプランだと月9杯なので、毎日コーヒーを飲みたい方には物足りない量です。その場合は量と配達頻度をオプションで変更する必要があります。
最後に家で飲むコーヒーで1杯約180円は決して安くはありません。味は全く違いますがスーパーのインスタントコーヒーは1杯20-30円で飲めます。
安くたくさん飲みたい人向けではなく、本格的なコーヒーを味わって飲みたい人向けなのがわかると思います。
ポストコーヒーの利用方法
- まずはコーヒー診断
- 次にベーシックプラン選択
- その後オプション選択して決済
- 最短翌日発送
- ポストへ投函
- 飲み終わったらポストコーヒーにログインして味を評価
- 前回の評価を参考に次月配送
- 解約する場合はマイページから
コーヒー診断してから最短翌日発送なのが嬉しいですね。コーヒー診断の結果が自分に合ってない気がしたら診断結果ページの一番下「診断をやりなおす」から再度診断できます。
次に診断結果画面からベーシックプランを選択すると、以下のオプション選択画面になります。

オプションは上の画像のように選択式。
「ハンドドリップ用」は粉の状態で送られてくるもっとも一般的なもの。自宅にコーヒーミルがあるなら「豆」を選択しましょう。+259円で「ドリップバッグ」と言って1杯分ずつがそのままドリップ袋に入っており、カップにそのままひっかけてお湯を注ぐだけの状態で届きます。
ドリップバッグではフィルターは不要ですが、ハンドドリップや豆の場合はフィルターが必要です。無料で付けられるのが嬉しいですね。
量とは「3種×3杯」か「3種×5杯」を選択でき、頻度は「月1回」か「月2回」を選択できます。
最後のデカフェというのはカフェインレスコーヒーのことで、「デカフェなし」「デカフェのみ」「デカフェも飲む」の3つから選択可能。
カフェインが苦手な方や、夜にコーヒーを楽しみたい方はデカフェがおすすめ。ただコーヒーからカフェインを除去する際に風味も若干落ちるとされているので、本来のコーヒーを味わいたい方はデカフェなしにしましょう。
ちなみに解約はマイページからいつでも可能で、簡単にストップすることができます。
ポストコーヒーのよくある質問
- Qいつでも解約できる
- A
できます。マイページからいつでも解約手続き可能で、2回目から解約が可能です。
- Q飲みきれない場合は?
- A
解約とは別に、マイページから「お届けスキップ」ができます。解約ではないのでスキップした翌月には配達が再開されます。
- Qこちらで用意するものはありますか?
- A
コーヒーの粉とドリッパー、フィルターが届くので、コーヒーカップとお湯の準備が必要です。そのほか砂糖とミルクも必要であれば自分で用意する必要があります。
※23年3月に砂糖とミルクの有料オプションは廃止になりました。
- Qもっと飲みたい場合は?
- A
定期便の配送料を15杯分に増やすか、月2回に変更が可能。またマイページから「次回のお届を早送りする」こともできます。そのほか気に入った豆があれば単品購入も検討しましょう。
まとめ
高品質なコーヒーを絶妙な量で、色々楽しめるポストコーヒー。美味しいのはもちろんのこと「楽しい」という口コミが多かったのが印象的です。
スペシャリティコーヒーなので1杯約180円なので缶コーヒーやインスタントコーヒーよりは高いですが、本当に美味しいコーヒーを飲んでみたいという人にはおすすめ。
また毎月3種の味を試せるので、自分に合った味のコーヒーと出会いたい人にもぴったりです。
コーヒー診断自体は無料でできるので、まずは自分はどんな味のコーヒーが合いそうなのか診断してみると面白いと思います。